才能フューチャーデザイン

「才能」とは、その人の生まれながらの素質や経験によって手に入れているもの。「デザイン」とは、才能を素材として創造して創りあげるもの。「フューチャー」とは、未来を描くこと。

上司に才能を見つけてもらって(後編)!

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ある日のプロジェクト会議でのことです。

20人くらいの人がいた中で上司はいきなり

言い出しました。

 

「グループを3つに分けるから

それぞれのプロジェクトで仕事をやってもらうね。

Aプロジェクトは、Y君リーダーね

Bプロジェクトは、M君リーダーね

Cプロジェクトは、熊沢がリーダね。

以上」

 

周囲も一瞬「え、、、」

 

僕本人も「え、、、」

僕「リーダーですか、、、?」

 

上司「うん、リーダー」

 

僕「何でですが?」

 

上司「お前、リーダー以外の仕事ができないから」

 

僕「???。すいません、意味がわからないです。」

 

上司「だから、それ以外の仕事ができなさそうなので

   リーダーね。頑張って!」

 

僕「えー、マジですか、、、リーダーやったことないですよ」

 

上司「大丈夫、なんとかなるからサブリーダはベテランつけたから」

   何の問題もないよ。好きなようにやって、、、」

 

周囲は、絶対失敗するぜという雰囲気。もともとリーダの人などは、やれるもんならやってみなという感じ四面楚歌ぽいなぁ~(泣)

 

しかし、

その後のプロジェクト作りの上司の采配は、素晴らしかったです。

僕のプロジェクトには、今まで上下関係があった人を一人も入れませんでした。

おまけに僕のプロジェクトには、10歳年上の最も優秀なサブリーダを配置してくれたのです。そして、それ以外のメンバーは比較的年が似たような人を配置してくれました。

 

 

リーダーの仕事とは初めてなのですが、なんと不思議なことにスイスイと出来ました。

今考えても不思議なのですが、いとも簡単にプロジェクトリーダーを仕切ることができたのです。

 

 

そして、3つの中でもっとも出来がいいプロジェクトになったのです。

この時はとても不思議な体験でした。

 

後日、その上司と飲みに行った時に質問してみました。

「なぜ、あの時僕を抜擢したんですか?」

上司曰く

「まあ、一番まともに見えたし、感覚が一番近かったから

 後はやらせると変わるかなと思ったんだよね。
 なんとなくだけどね、、、結果的には、合ってたね。俺の感(笑)」

「感ですか(笑)」

 

 

まあ、でもこの1件から会社の中での位置付けの流れが変わりました。

お荷物からリーダーに変わっていくのです。

 

 

これは僕の才能を開かせてくれて上司に今でも感謝感謝の話ですね。

 

学びとったこと

 

人の才能は、見つけることができる 

この経験をしたことで僕は、人の才能を引き出すことが上手くなりました。
僕が上司になると今まで脚光が浴びなかった部下が脚光を浴びるように変わります。

 

なぜ、それが上手くできるようになったかと言うと、

僕がダメな自分から輝いている自分を見つけてもらえました。

だから、他の人に今はダメでも輝く才能が必ずあると思えるようになったのです。

 

僕は他の人が最高に輝いている姿をイメージするようになりました。

 

彼が一番活躍できる仕事は何か?

彼は何の仕事で輝いているのだろうか?

どんな場所で輝いているか?

どんな人と関わると力が出るのか?

誰と組ませると力を発揮するんだろうとか

どんなクライアントが合うのか?

上司にどんな見せ方をしたら優秀に見えるか?

とか、、、

 

 

人の輝く姿をイメージする練習をするようになりました。

この抜擢された経験のおかげで人が輝く未来イメージが

見るようになったきっかけだと思います。

 

 

そして、時間が経つにつれ

才能を見つけてもらったことで上場企業で30代のうちに

400人を管理をするマネジメント職まで昇進していきます。